多摩CBディスカバリー第6回【多摩の団地の未来予想図!@ソラクラゲ】開催報告
10月29日、多摩CBディスカバリー第6回を、スタジオメガネ建築設計事務所の横溝惇さんをお招きして開催しました。
今回は、いつものくにたち村酒場ではなく、国分寺のもうすぐ一周年を迎える「ソラクラゲ」というカフェで開催。初めて参加される方も多く、バス、鉄道、建築、イベントなど様々な興味あるお話を聞くことができました。
ゲストの横溝淳さんは、多摩ニュータウンの落合団地に建築事務所スタジオメガネを構え、団地をどうやって盛り上げていくかという様々な取り組みをされています。
まずは、全員の自己紹介の後、横溝さんからプレゼン、その後質疑応答が続き、乾杯をしたのは、始まってから1時間以上経ってからでした。
1970年代前半に入居が始まったという歴史を持つ多摩ニュータウンは、住んでいる人たちの高齢化、そして空き家が多くなり、様々な課題があります。その中で、横溝さんたちは廃校になった小学校の廃棄されそうな卒業制作の作品などを集めて展示したり、使われなくなった商店街の広場にテントを設置してイベントを開催、古着屋(高齢者はリサイクルショップと言うが・・・)を誘致するなど住んでいる人たちが楽しく住み続けられるように動いています。
その想いは、誰にでも等しくより多くということではなく、求めている人にどう届くかというのが基本にあるようです。そのために、欲しい人はここまで来て手に入れたいと思えるような印刷物で情報発信を新たに始めたそうです。そして、多摩ニュータウンから始まり、日本国内に限らず世界へも、都市のあり方、住居のあり方を発信していこうという大きな構想もあるとのこと。
その後は飲食をしながら自由に横溝さんを囲んだり、参加者同士の会話が続き、終わったのは22時を大きく回っていました。
次回の多摩CBディスカバリーは、2024年1月か2月を予定しています。
(報告:有賀)